先生の質問にパニック!?スッキリ悩みを伝える方法とは?

精神科を通院していると

毎回決まって、

先生の第一声は

 

「最近調子はどうですか?」

 

という質問ではないでしょうか?

「えっ?最近の調子??」

 

急にそんな話振られても

頭はパニック!?

 

急に

「最近のお話どうぞ」

と言われても

 

噺家(はなしか)でも、

お笑い芸人でもない

一般人の僕に

どんな話ができると思ってるんだ!?

 

そんな風に思ってました。

そもそも

話したいことも

言葉も思いつかない。

 

気持ちや考えを瞬時に

まとめる能力もない。

 

そんなことできるなら

コミュ障ぼっちおじさんしてない。


僕はしばらくの間、

通院しても先生に

最近の

「自分の様子」や

「悩んでいること」

「不安なことなど」

「本当は伝えたかったこと」が

思うように相談できずにいました。

 


その結果

 

「あっ、特にはないです。」

 

と答えて受診は終わり。

 

診察時間わずか2分(笑)

 

僕みたいなコミュ障

おじさんだけにかかわらず

  • 陰キャの方
  • パニックになってしまう方
  • 不安になりやすい方
  • 自分の意見がうまく言葉にできない
  • 人見知り
    などなど

とっさの返答が

 

苦手な人は多いと思います。

 

そんな僕が最近では

しっかりと

自分の悩みや不安を

先生に伝えられるように

なってきました。

今回は、

どうやったら先生に

うまく話せるようになったのかを

お話ししたいと思います。

 



<目次>

 

 

 



1.相談内容は事前に
メモしよう

 

1つ目は、

「相談内容を事前にメモする」です。


「そんなこと?」



って思われた方も

多いかもしれません。

 

でもこれ意外と大事です。

 

そもそも僕の場合

通院は月に1回。

この一か月を指して先生は

「最近の調子は?」と

聞いてきます。

 

そんな1か月間の間に

何に困って

何に悩んで

体調はどうだったかなんて

よっぽど強烈な出来事がない限り

ふつう覚えていないですよね。

 

しかも、

特に何の変化もない日々を

過ごしている僕にとっては

もっと何もない1か月です。

そんなことを

その一瞬で振り返り

先生に分かりやすく

伝えること自体

誰だって難しいと思います。

 

つまり事前に

  • 何か悩んで困ったことがあったか?
  • 体調が悪いときどんなだったか?

これくらいは

把握していないと

何も思い浮かびません。

 

 

その結果、

診断の時に

特に困りごとがなければ

 

「あっ、特にありません」

 

で終わってしまいます。

 

つまり、

事前に1か月を

思い返しておくことで

話したいことが

思いつきやすくなります。

 


しかし、

問題はそれだけではありません。

 

僕の記憶力は良くない。

興味がなければすぐ忘れます。

 

1か月も前の出来事なんて

もうとっくに上書きされてて

思い出せません。

 


そこでもう一つ

おすすめの方法が次のお話。




2.メモを作るには
普段からメモする
(1行日記)


「メモを残しておく」

 

何かメモ帳やノート、

スマホのメモ機能などを活用して

 

  • 困ったこと
  • 悩み事
  • 嫌な出来事
  • 気分が落ち込んだ日
  • 体調不良の日
    等の様子を残しておく。

 


これを受診の前日までに

サッと読み返しておけば

1か月の間で起きた出来事で

相談したいことが

思い出せます。

 

特におすすめなのは、

『1行日記』や『3行日記』

とも呼ばれてる

 

”一言” 程度の日記です。

 


これは、

いろいろな活用法があるので

詳細はまた記事に

できたらいいなと

思っています。

 


やり方は簡単。

 

その日、

体調や感情に

変化や影響を与えた出来事が

あればその内容を書くだけです。

 


日記なんて言っていますが、

そんな長々書く必要もありません。

 

必要なのは

  1. 「日付」

  2. 「体調や感情に影響を与えた出来事」

  3. 「その時の気持ちや困りごと」

    これだけが記されていればOK。

 

もちろん日記のように

思う存分

自分の気持ちや感じたことを

書いたって構いません。


気持ちを言葉にすることは

それだけで

ストレスが軽減される

とも言われています。

 


「2.体調や感情に変化を与えた出来事」とは

具体的には、

  • 「朝から具合が悪く
     1日何もできなかった。
     自分は生きていても
     意味ないな~。」

  • 「イライラして、
     支えてくれている
     パートナー(親)などに
     当たり散らしてしまった。
     なんて最低な人間なんだ。」

  • 「ダメだってわかっているのに、
     またお酒をたくさん飲んでしまった。

     もう一生このままかもしれない」
    などです。


    それと、

    ポジティブなことも
    もちろん書きましょう!
  • 「今日は散歩してみた。
     天気が良くて風が
     気持ちよく感じた」

  • 「3日ぶりにお風呂に入れた。
     暖かい湯船につかって
     気持ちが少しすっきり出来た」
    など
    書く内容は何でもOK。

 


ルールは特に決めないのが

続けられる秘訣です。

 

ただ、

寝る前に書くのか、

よく日の朝書くか。

 

いつ書くか?

というタイミングは

決めておいたほうが

習慣化しやすいです。

 


自分の好きな時間を

設定しましょう。




3.相談内容が
見つかったら

 

日記を見返して

悩み事や相談したいことが

見つけやすくなると、

だいたいの方がこれを

やってしまうと思います。


そう、

「相談したいことが

 5個も10個もある!?」


いざ受診日に

先生にメモを見ながら

5個も10個も相談するのは

さすがに多すぎ。

 

時間的にも難しい。

 

しかも、

1、2個

話したいことが

抜けていたり

 

本当に聞きたかったことが

聞けなかったり

 

自分の無力さに

打ちひしがれました。

 

「あんなに準備して行ったのに...」

  • そもそも、
    10個全てを今すぐ解決しないと
    困る内容でしょうか?

  • 悩みや困っている症状が
    重複していることはないでしょうか?

 

まずは


『何を1番解決したいのか?』

 

 

これを基準に

悩んだり困っているかを

考えてみましょう。

 

「この困りごとだけは、

 絶対に最初に聞くぞ!」


ということを1つ決めます。

 

そして

それをちゃんと

伝えられるように

考えます。

後は

 

優先順位を決めて

合計3つくらいまでに

絞りましょう。


上手く聞けてもこれくらいが

診察時間的に限界でした。

 


この「絶対相談したいこと1個」を

聞けるかどうかでかなり違います。

 

何が違うかというと、

気持ちです

 

次の受診日までの

「安心感」が全然違う。

さらに、

「ちゃんと聞けた」

 

そして

「ちゃんと伝わった」

 

という成功体験が

ほんの少し自信になります。

 

すると次からの

診察時の質問も

以前ほど緊張したり、

身構えことなく

伝えるられるようになりました。

 

回数を重ねるごとに、

自分が思ってるような答えが

返ってくる様になります。

 

 

また、

その場で質問もできるようになると、

受診するだけで悩みが

解決することもありました。




4.話すのが苦手で・・・
「お手紙作戦!」

 


ここまで準備しても

最初の1回目は不安な方も

多いと思います。

そんな方に

おすすめなのが、

相談したい内容を

”お手紙”にしてしまう

 

『お手紙作戦』です。

 

相談内容を

文字にして読んでもらう。


受診の時にもちろん

話して言葉でも伝えるます。

 


それだけではなく、

上手く伝わらなかった時の

保険として

”お手紙”を渡す。

 

つまり、

相談したい内容を

書いたメモなどを

渡してから話す方法です。

 

 

先にメモを渡すのは

恥ずかしいという人は、

話し終わった後に

メモした紙を渡すでも

大丈夫です。


これは、

確実です。

 

 

上手く話せなくても

手紙によって問題が

正確に伝わり

解決へ近づく。

 

何より保険があると思って

話すと気が楽です。

「手紙」という言葉に

高いハードルを感じている人は、

箇条書きのメモでも全然OKです。

重要なのは、


悩みや困りごとが先生に

ちゃんと伝わり

先生と問題を解決することです。

自分一人では

解決できないから、

先生に相談する。

そして、

先生と悩みを共有し

同じ問題へ向けて解決策を探す。

 

これが

一番重要な目的だからです。

もちろん

ちゃんと相談を伝えたり、

手紙を渡せたからと言って

 

すぐに

病気が治ったり、

効果のある薬が

見つかるわけではありません。

しかし、

一人で抱え込んでいた悩みを

先生と一緒に解決していく。

これ以上に

心強いことは

無いのではないでしょうか?




<まとめ>


今回は僕の経験から


受診時にうまく話せる方法」を

4つ紹介しました。

 


1.事前に悩みを振り返る

2.一言日記で出来事を
 振り返りやすくする

3.絶対に伝えたい1つを
 ちゃんと伝える

4.手紙にして伝える

 

この方法は

精神科の通院で

悩みを伝えること以外にも

使えると思います。


例えば

  • 学校や職場での自己紹介
  • 感想を求められたとき
  • 上司へ相談
  • 営業先での提案や世間話
    など

 

ちょっとした工夫で

いろいろと応用が
できると思います。

何より

相手にちゃんと

 

自分の

想いや気持ち・悩みが

伝わると、

 

心が”ホッ”としますよね。

 

不安も少し楽になります。

 

そして

ちゃんと伝えられた自分にも

ちょっぴり自信がつきます。

 

そうやって、

ちょっとでも、

みなさんの

悩みや不安が

軽くなったり、

解決につながったら

すごく嬉しいです。

 


「小さなできた。」

でも、

いっぱい拾い集めれば

自信につながります。

 

自信が出たら

幸せな明日へ1歩。

 

みなさんの

ステキな未来への1歩に

なれば幸いです。

 

明日もちょっぴり

幸せな日になりますように🌠